2019年6月8日土曜日

小説について


かなり久しぶりに村上春樹さんの
「海辺のカフカ」を読み返している





先日家族で四国に行く時に
何か読む本を持っていこうと思い
ふと手に取ったのだけれど
四国が舞台になっているので
ちょうどシンクロしていた





小説の面白いところは
同じ小説であっても
読む年齢などによって
感じ方が全く違うということである





若い頃は自分に近い登場人物に
感情移入してそれ以外を寄せ付けない
そんな読み方をしていたけれど
今は全体を見渡すことができ
登場人物それぞれの感情を
推し量って考えられるようになった






同じ箇所を読んだとしても
感じ方が全く変わっており
その変化を感じることも
年齢を経た醍醐味であると思う







村上春樹さんの小説で
映画になっているものは少ないけれど
「ノルウェイの森」は観に行った






村上春樹さんのファンとして観て
同じファンである監督の作った映画は
思いが溢れていたので
なるほどなあと感心した





だけど私だったら絶対入れる
小説の中でのシーンは無かった
どのシーンを映画に入れるか
ファン同士で話してみたい気がした






たとえ小説の感じ方は変わっても
昔から好きな箇所は変わらない






小説を読むことは
自分を知ることでもある






広島より,愛と感謝を込めて

Belle passion   YUKIKO

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